突発的に三重県志摩市に旅行してきた。
旅の発端
新聞の夕刊に「志摩スペイン村」が取り上げられていた。
「志摩スペイン村」、名前を聞いたことはあった。7億円男(筆者)はスペイン本国に旅行したことはあるが、日本のスペイン村には行ったことがなかった。行って見学してみることにした。金、あるし。
新幹線
志摩スペイン村は三重県志摩市にある。七億円男は東京在住なので、まーまー遠い。新幹線で名古屋まで出て、そこからローカル線で行く感じ。
行こうと思い立ったのが5月某日の夕方。リュックサックにパンツとTシャツの替えだけ突っ込んで、とりあえず家出た。
東京駅を18時48分出発の新幹線「のぞみ」。名古屋到着が20時25分。
新幹線は、グリーン車乗らしてもらった。指定席券で十分かとも思ったが、今回は豪遊めでいこうと思い。さらに、コンビニでプレモル(500ml缶)と焼き鳥2本買って、あとワンピースの最新巻も買うたった。
交通費
運賃6380円+グリーン券8980円=15360円
宿泊(名古屋プリンスホテル スカイタワー)
新幹線の中でホテルを見つくろった。とりあえず今晩は名古屋泊まる。到着けっこう遅くなるし。明日在来線またはレンタカーでゆっくり志摩の方へ降りていこう。
お宿は、「名古屋プリンスホテル スカイタワー」にした。「スカイキング」というグレード高めの部屋。「名古屋ステーションビュー」をうたっている通り、名古屋駅が真下に見下ろせた。名古屋駅に思い入れはないので、特別な感動もないが、まあ、きれいだった。
32.3㎡と、そう広くないが、独り身には十分。てか、若干むなしい。独り身に豪華すぎる部屋は。
宿泊費
3万5000円(朝食込み)
夕食(雪月花 たなかさとる)
時刻はすでに9時近く、めちゃめちゃ腹減ってたので、すぐホテル出て夕食の店に向かった。これも新幹線で見つくろって電話予約しておいた。栄にある「雪月花 たなかさとる」。肉の店。
せっかくなので豪遊した。金持ちなんで。
夕食(雪月花 たなかさとる)
たべもの
・最上牛ステーキ シャトーブリアン 11,000円
・最上牛赤身ユッケ ベルーガキャビアを乗せて 5,500円
・季節果実フルーツサラダ 2,750円
・雪月花カレー 1,320円
のみもの
・赤ワイン(シャンボール ミュジニー フュエ ブルソ)33,000円
計:53,570円
カレーは正直要らなかった。ワイン一本飲んで満腹中枢バカになってたので、せっかくなら高級焼肉店のカレーっちゅうもんを食べておきたいと思い、つい頼んでしまった。腹パンパンなった。一口目でもう満足していたが、かなり無理して完食した。このあたり、貧乏性が抜けてない。まだまだ本物の金持ちになり切れてない。
ワインは適当に頼んだが美味かった。ブルゴーニュだって。もっと高いのもあったが、「最高級」にまでは手を出さず、「高級」で止めといた。
ちなみにホテルから店まではタクシー乗った。食って、いい感じに気持ちよくなって、栄を散策した。
雪月花 たなかさとる
ソープランド(ハーベストムーン)
酔っぱらって栄歩いてたら催してきた。お風呂やさんに入っていくことにした。
名古屋にはソープがある。ソープランド「ハーベストムーン」にこりゃ絶対可愛いだろと思われる嬢がいたのでダメ元で電話したら、ちょうどキャンセル出たとかで、奇跡的に入れることになった。
100分コース、総額3万5000円。すずなちゃん。
ソープランドが何する場所か知らない情弱中坊もしくは女性読者のために説明しておくと、こういう可愛い女の子とセックスする場所だ。男が金払って女とセックスする場所。それがソープランドだと覚えておきな。
すずなちゃんプロフィール
年齢:21歳
身長:165㎝
おっぱい:巨乳(Fカップ)
実物は写真と遜色なく、アイドル顔、いちゃらぶの妹系で、わりきってんなーとかキスに魂こもってないなーとか本当はこの娘性格悪いんだろうなーとか勘ぐりがちな俺も、疑いをはさむ隙が無かった。芯から妹系のいちゃらぶ娘に思われた。Fパイ押し付けてずーっとにこにこイチャイチャしてくれた。テクニックも申し分なかった。肌もすべすべ&もっちもちだった。この娘が衣服なら着てるだけで一日中勃起が収まらない。マットで一発、ベッドで一発。二発射した。Fカップおっぱいのもちふわ感がたまらんかった。Fカップおっぱいのちんぽ洗いだけでもう3万の価値があった。10万払っても惜しくなかった。3万5000円は安すぎた。プレイ後1万円あげた。「これで美味しいものでも食べて」
デリヘル(JKサークル)
ホテルに戻ったらもう12時半だった。
せっかくいいホテルのいい部屋で浴室もゆったりなので風呂は入っときたいが、疲れてたし、めんどかったので、脱衣して全裸なってキングサイズのふかふかベッドに直行した。「入浴」は済ませてきたわけだし。
それで横なってスマホ見てたらなんとなくデリヘルのサイトを見始めてしまって、2発ザーメン放出済みだから性欲はもう落ち着いているんだけども、なんか人恋しくなって、純粋に添い寝してほしさで、呼んでしまおうか、どうしようか、と悩んだ。
疲れていて、移動つづきだったし、名古屋着いてからもせわしなかったからね、それに、もう深夜なのでふつうに眠気もあった。たらふく食って酒も飲んで2発セックスしたので、そら眠くもなる。だがまだ1時か、呼べるな……独りは寂しいな……呼ぼうかな……呼んでから来るまでの間に精力が再充填されてもう一発くらいなら出せるだろう……
けっきょく「JKサークル」さんを使わせてもらうことにした。JKコンセプト。
嬢は「ふわり」ちゃん。ちょっぴりHな20才、Eカップ。
100分26000円のメインコースに指名料2000円と交通費2000円が乗って、おまけにオプションで「ヌレヌレパンツお持ち帰り(使用後プレゼント!)」1500円までつけてしまった。しめて3万1500円。疲れてるなー、眠いなー、愚かなことしてるなーと思いながら、電話を終えた。到着まで20分という。てことは30~40分ほど待たされるのだろう。
待ってる間に寝てしまい、到着の電話で目覚めた。嬢は可愛かった。性格もよく、いい子だった。無料コスプレでセーラー服オーダーしてたので「こんな可愛い女子高生と名古屋駅を見下ろす高級ホテルで淫行している!」という自己洗脳で半勃起、それをお口で完全勃起まで導いてもらって、ローション手コキで本日3発目果てた。本番交渉はしなかった。疲れすぎていた。眠すぎた。あとは「俺が寝たら出てっていいよ、パンツだけ脱いで置いといてね」つって、添い寝してもらった。添い寝開始5分で眠った。100分コースにしたのはほんとムダだった。お試しベリーショートコース50分15000円(最短)でもよかったかもしれない。
軽く危惧してたのだが、財布などの金品は無事だった。そりゃそうか。ふわりちゃん、いい娘でよかった。いい夢見させてくれてありがとう。
伊勢への道中①桑名
最終目的地は志摩のスペイン村。で今は名古屋にいるわけだ。
急ぐ旅でもないので、途中の伊勢でお伊勢参りしていくことにした。レンタカーで車借りて、ゆっくり海沿い下っていく。で今晩は伊勢神宮のそばの温泉宿に泊まる。7億持ってる金持ち男の豪遊。
途中の桑名つうところで六華苑(ろっかえん)というのを観光した。
重要文化財に指定されている大正時代に建てられた洋館・和館が見学できる。お庭もきれい。いいとこだった。洋館は鹿鳴館やニコライ堂などを手がけたイギリス人建築家、ジョサイア・コンドルの設計だそうだ。
そのあと九華公園というのを観光した。ここは桑名城の城跡が公園に整備されたものらしい。つつじが咲き誇っていてきれいだったが、ここは本来桜の名所らしい。桜の季節にまた来てみたい。
そんで桑名といえば焼きハマグリ、ということで、料亭「蛤料理 日の出」に入った。
貝類は基本あんま好きじゃない。だが「その手は桑名の焼き蛤(はまぐり)」というフレーズが頭にこびりついていて、その意味すらよくわかってないのだが、桑名に来たからには蛤食っときたかった。まぁ美味かったけど、もう一生食わなくていいかなと思った。ハマグリで到達可能な最高のうまさは肉やエビがそこそこの努力で容易に達成できるレベルを超えない。
伊勢への道中②津
三重県の県庁所在地は津(つ)。中学の地理で「一文字、すげ」と思った記憶がある。その記憶から一切何も更新されていない。その津に行ってみることにした。
まず専修寺(せんしゅうじ)という寺を見た。伽藍は軒並み国宝または重文である。浄土宗のお寺で、境内には親鸞の墓所もある。
↑右手の如来堂が本堂にあたる。外観も立派だが、内陣は極彩色で華美。鳳凰の画が描かれた屏風も見事。たいへん見ごたえがあった。
この専修寺に隣接した寺町は古い町並みをよく保存していて、散策が楽しい。一身田寺内町(いっしんでん・じないちょう)とかいう。お堀が張り巡らされている。水沿いを歩くのはいつも楽しい。
そこからまたちょっとだけ車で移動して、三重県立美術館を見学した。〇〇県立美術館にはその都道府県のある種の実力が集約的に表現されてるので、見かけたら立ち寄ってみることにしている。
それでいうと、結構よかった。常設展より、曾我蕭白「松鷹図」↓
企画展は日本画家の小野竹喬(おの・ちっきょう)という人のをやっていた。なかなかよかった。
伊勢
伊勢に入ったのはもう五時過ぎだった。
伊勢神宮は前に来たことがある。だが来たからには参拝しておきたい。でも昨晩遅かった(就寝早くても2時)ので寝不足気味である。今日はお宿でまったりして旅の疲れを癒したい。
「いにしえの宿 伊久」という伊勢神宮最寄りの高級旅館にした。4万円。
とはいえ和ツインとかいう一番グレードの低い部屋だ。資産7億の金持ちが泊まるような部屋じゃない。倍広い「特別室」(最高級。天然露天風呂つき)に泊まりたかったが、そちらは数か月先まで予約いっぱい系だった。とはいえ俺の部屋にも露天風呂はついてた。
↑館内に大浴場があって、岩風呂入れた。7億持ちの金持ちが豪遊旅行で他人と大浴場。無計画のむくい。
夕食はさすがに豪勢だった。伊勢海老、松坂牛、三重の誇る美食がヅラヅラ出てきた。お酒とともにおいしくいただき、昨夜の名古屋デリヘルのお持ち帰りパンツでオナって、早く寝た。
翌朝、ホテルから徒歩圏内の伊勢神宮に参拝。
「いにしえの宿 伊久」
志摩スペイン村
ホテルで朝食→伊勢神宮参拝→車で30分で志摩スペイン村。
入場料は1日券5400円と驚きの強気価格。どんだけのもんやねんと疑念を抱きつつ入場。本場知ってる俺をうならせてみろ?と上から目線で。
園内はハッピーな雰囲気で居心地いい。当然だが、ディズニーランドとかと比べたら全然すいてる。でもそこそこ混んでる。遊園地は余りに過疎ってても良くない。適度に混んでてくれないと祝祭感がない。それでいくと、俺的にはちょうどいい塩梅だった。
ファミリー向け(つまりは子供向け)のアトラクションが多く、俺みたいなおっさん一人でそんなん乗るのは見栄えが悪いし、こちとら興味もないので、必然的に利用するアトラクションは限られた。
上の写真で、左上は「ハビエル城博物館」。ハビエルとはザビエル(フランシコ・ザビエル)のこと。ザビエルの生まれた家を模した石造りの建物。重厚感ある。本場感。中はスペインの歴史を体感できるミュージアムになっていて、有名なアルタミラ洞窟の壁画の実物大レプリカをはじめ、コロンブスの大航海時代の解説、スペインの建築や芸術に対するイスラム文化の影響など色々学べる。だが、正直、浅い、かつ、チャチいと思った。子供向け。
ライド系のアトラクションもちょいちょい乗った。上の写真で、右上は「フェリスクルーズ」。フェリスはスペイン語で「幸せ(ハピネス)」の意味。スペインの景物を再現したものを順繰り見ながらまったり系の船旅、気に入った。ほんで左下が「グランモンセラー」、右下が「スプラッシュモンセラー」。速い系のライド系。モンセラーというのはスペインのモンセラートという有名な岩山で、7億円男(筆者)は訪れたことあり。チャチだなとは思ったが、アトラクション自体は面白かった。
↑昼は園内のレストラン「アルハンブラ」でパエリアセット、6000円。本場っぽいパエリア出しそうだったしメニュー表のイセエビがごろんと転がってる写真のヴィジュアルが良かったのでぜひ頼みたかったが「パエリアは2名様から注文可」という謎の縛りがあって、「1人で食べきれますから」とこちらは言うのだが「ですが……」とかなり渋られた。「私はスペインに行ったことがあり本場のパエリアを何度も食べてます、あちらもパエリアは2名からということが多いですが、問題なく1人で食いきっていました、だからパエリアの分量は大体イメージできてますし、1人でマジで完食できますから」とこちらも食い下がり、果ては「ちょっと上の人に確認してきます」と注文係さんいったん厨房へ下がって、なんか知らんが苦笑で戻ってきて「大丈夫だそうです」。なんとか注文成立した。
実際クッソ多かったが、意地で完食した。宿泊でもなんでもそうだが、日本という国は、おひとり様には人権がない。それと戦っていかなきゃいけない。俺みたいに7億持ってる金持ちも。
志摩スペイン村は夜のパレードとかイルミネーションも売りであるっぽかったが、まだ相当時間があるので、もう退散することにした。パエリアの一件で少々ケチもついたし。美味かったけどね。あんがとござやした、志摩スペイン村。
渡鹿野島(売春島)
志摩スペイン村観光で旅の目的は果たしたが、もう一か所足を延ばすことにした。
近くに渡鹿野(わたかの)島がある。ここは島の基幹産業が性風俗という世にも珍しい「売春島」で、裏風俗マニアの間ではつとに知られた存在であったが、2016年のG7伊勢志摩サミット開催に伴う風紀浄化作戦・コロナ禍のダブルパンチで今や風俗ビジネスは風前の灯火という。7億円男は2010年に同島を訪ねた。今どうなっているだろう。島の現状を見てくることにした。
渡船
渡船のりばに車をとめて、渡船で島へ渡る。男一人旅ということで、渡船のおっちゃんもすぐそれと悟り、「遊びかい?」とか聞いてくる。この「遊びかい?」というのは、翻訳すると、「セックスツーリズムですか?」ということである。俺はこの質問に正面からは答えず、「景気はどうですか?」と聞き返した。「寂しいもんですよ」と船頭。まーそうでしょう。うすうす聞いてますよ。
寂れ
島はめっちゃ寂れていた。2010年の初訪問時もたいがいだったが、なんつーか、島全体に活気がない。軒並みシャッターが下りていて、店の看板もガタガタ、塗装が剥がれてたりガラスが割れてたり。開いてた飲食店は2軒ほど。コンビニむろん無し。営業してるのは自販機だけ。
旅館
うらぶれてはいるが海にぐるりと囲まれていて5月の緑もさわやかで、散歩は気持ちいい。ひとわたり散歩して、旅館で汗流して、伊勢海老を中心としたかなり豪華なお膳をいただく。このとき、俺は旅館のスタッフから何らかのアプローチを期待していた。おっさんが一人で泊まりに来ている。セックスツーリズムにちがいない。「遊びですか?」と、れいの船頭さんみたいに、聞いてきてくれるのではないか。……だが、こちらのものほしそうな視線を柳に風と受け流しながら、旅館スタッフはだんまりを決め込んだ。「売春島?なんのことですか?こちら渡鹿野島はクリーンなイメージで売り出しております。ビーチリゾートとして鋭意発展中でございます」とでもいわんばかり。
同宿者への気兼ねがあったかもしれない。今宵は俺のほか、女の子(女子大生)が2人連れでこの宿に泊まっていた。夕食のときも離れたテーブル……とはいえ距離は近い……にこの2人組がいたので、この子らの外聞をはばかって、俺への接触を控えたのかもしれない。
JD
だが、ほかならぬこの女子大生2人組(そこそこ可愛い)の存在が、俺のちんぽをイライラさせた。売春島にふつうの女子大生が2人連れで来ている。絶対、知ってて来ている。ここがセックスアイランドであると。それを知っていて何らかその痕跡を探している。自ら催淫されにかかっている。お酒も入っている。ということは、つまり、すでに何らか、性的に帯電した状態であるに違いない。「ここで何万・何十万・何百万回ものおまんこが行われたんだなぁ」と感じ入って、奥底からじんわり沁み出してくるものがあるに違いない。そう考えると、浴衣の下の機関棒が、むくりと持ち上がってきた。このJDたちとヤれないだろうか、といういけない考えが浮かんだ。(島の淫気に当てられていたのは俺の方だ)
それで俺の方もビールを追加注文しつつ、どういう口実・どういう言葉でならJDらを俺の部屋に呼び込めるor俺をJDらの部屋に呼ばせることができるだろうかとあれこれ思案して、酒が入って度胸は強まるのを感じるのだが反比例して知能は低下していく、結局妙案はなく、ちんぽだけがイライラして、JDらは夕食を終えて出て行った。客は他に俺しかいないのだから、同宿のよしみで「お先に失礼します」くらい言ってほしかったが、無言で出ていかれて、傷ついた。やっぱ脈はないかと思った。だが逆に意識し過ぎているのではないか。ふつう一言あってしかるべきではないか。逆に、俺のことを売春目的で来島したエロ客と見て、軽蔑している。その程度に意識はされている。俺が彼女らをチラ見してたこと、チラ見しながらちんぽをちょいちょい触っていたことを、気づいている。だから無言で出ていった。ということは、逆にこの状況はエロいのではないか。色々考える。とりあえず、店員の目がないことをいいことに、JDらが口つけたコップのふちをべろべろ舐めたり、JDらがしゃぶったエビの殻をしゃぶったりした。また、JDらが尻を下ろしていた座布団をこっち持ってきて、その体温を自分の尻に感じてハァハァしていた。今さっきまでここに浴衣の薄布とパンティごしにあの尻が座っていたんだ、とか想像しながら、完全勃起して、少ししごいた。
交渉
そのあとは、しかし、特に展開がなかった。JDたちは自分の部屋に引き込んだ。館内を歩き回って、漏れ聞く音から、それがどの部屋であるかは突き止めた。だが俺の部屋とは一番離れていて、受付に近く、あまり部屋前をウロウロするのも憚られた。
であれば、もうやるべきことは一つだった。売春島の本来の機能に訴える。島のプロ女とヤる。
宿の人に聞いてみた。「置屋を紹介してもらえたりします?」置屋というのは、知らんが、売春婦を客に斡旋する店みたいなやつだ。宿の人は心得顔で、「〇〇屋さんにおつなぎします。ただし、日本人の子はいませんよ」という。「女の子ここへ呼べますか?」と聞いてみると、「ご宿泊ですか?」と聞き返される。「はい」「でしたら宿の方に追加で1万円いただく形になるのですが……」「はい、それで構いません」
渡鹿野島の裏風俗はショート2時間2万円、ロングがお泊り4万円と聞いたことがある。7億円持ってる俺は当然「ロング」希望である。外人だろうと構わない。最悪、可愛くなくてもいい。よほどの不細工orババアでなければ。重要なのは、女体としての質だ。有名な売春島で、ふかふか女体と一晩寝ていられれば、それでよい。
ネパール
で、結局、自称25歳のそこそこ可愛い(と言えなくもない)ネパール人の女の子とセックスした。フェラチオはへたくそだったが、ウブな素人女とやっているという充実感があった。夜一発半、朝一発の、計二発半。
例のJDどもにせめて喘ぎ声きかせてやりたいと思って、激しめに突いた。嬢は声出すの我慢していた。AVみたいにウソ喘ぎしなかった。かわりに俺が喘ぐのもなんか宿の人に聞かれたら恥ずかしいから、せめてパンパン音立ててやった。
夜の一発半のあと、腕枕して、お互いマッパで、同じ布団でふかふか眠った。気立てのいい子だった。言葉は重要じゃない。片言の日本語と英語でキャッキャウフフした。幸せな時間だった。
朝の一発もパンパン大きめに音たてた。時刻は6時半とか。それで、7時過ぎに嬢は立ち去った。朝食時、JDたちの前に、何食わぬ顔で朝飯に現れた俺。なぜか誇らしげだった。バカJDども、負けたのはお前らだよ。俺はやることやった。この売春島で一番やるべきことをちゃんとやったよ。お前らはただあそこがじゅんとしてもじもじしてただけだ。俺とセックスしてればよかったものを!勇気を出して「3Pしませんか」と俺を誘っていればよかったものを!
東京へ帰る
渡鹿野島から戻り、来た道を北上して、名古屋から新幹線乗って、東京へ帰った。
振り返ると、ざっと次のような旅程だった。
【1日目】
新幹線で東京→名古屋
名古屋で豪遊(肉食って酒飲んでソープで2発・デリヘルで1発出して高級ホテル)
【2日目】
レンタカーで海沿い南下、道中いろいろ見る(桑名、津)
伊勢で温泉三昧
【3日目】
志摩スペイン村、パエリア
渡鹿野島へ、ネパール人と同衾(1発)
【4日目】
ネパール人と朝のもう1発
レンタカーで北上、名古屋でピッツァ(チェーザリ)
新幹線で名古屋→東京
高級ホテルだ美食だ風俗だ新幹線だレンタカーだで、しめて40万円ほど使った。
金持ち独身貴族の豪遊旅行としては、質素なものだ。7億円持ってるということは、こんな予算40万円の3泊4日旅を、1年に50回(1月あたり4回)やって、35年暮らせる(年2000万×35=7億)。
戦利品は、思い出と、武勇伝と、空虚感と、あと一枚のパンティだ。
またつつましやかな日常に戻ろう。7億円男の日常。