ワンピースの風変りな考察。「悪魔の実」の能力を現実世界で使ったらどうなるか、ひたすら妄想する。18歳未満の方さようなら。
悪魔の実とは
悪魔の実は、漫画「ワンピース」に出てくるアイテム。それを食うと超人的な能力が得られる。いろんな種類がある。
たとえばワンピースの主人公ルフィという猿ガキは、悪魔の実の一種である「ゴムゴムの実」を食べて、全身がゴム人間になった。
ほか、「バラバラの実」を食べると身体各部をバラバラに分解できるバラバラ人間になる。「スケスケの実」を食べると全身スケスケの透明人間になる。
そんな悪魔の実をひとつだけ現実世界に持って来れるとしたら?
(ハンターハンターでたとえると、「グリードアイランドからゲーム内アイテムをひとつだけ現実世界に持ってこれるなら……」みたいな話)
ワンピース世界からこの現実世界へ悪魔の実を持ってきたら、どの実が最強だろう?
ダメな悪魔の実の例
ワンピースと現実世界の最大の相違点は、「バトル」の有無だ。
ワンピースはこれバトルまたバトルの世界で、そこでは何より「強い」ことが求められる。だが現実世界にはおよそバトルなどというものはない。したがって、悪魔の実にも「強さ」より「有用さ」が求められる。
それでいうと、たとえばこちらの「ボムボムの実」には全く有用性がない。全身これ爆弾の爆弾人間、バトルでは強いのかも知れないが、現実世界ではただの迷惑野郎である。そんな能力もっててもひとつも得をしない。
同様に、こちらの「スパスパの実」を食った“全身刃物人間”も、現実世界ではむしろハンディキャップである。周囲を傷つけ、自分を不幸にするだけの能力。完全な外れクジ。
ほかにもハズれの悪魔の実は多い。
・トゲトゲの実(体からトゲを生やせる)
・サビサビの実(金属を錆びさせる)
・ドクドクの実(体から毒を分泌する)
・ウシウシの実(牛に変身できる)
・ゾウゾウの実(象に変身できる)
しかし一応、すべての能力に共通して、ひとつだけ使い道がなくもない。世にも珍しきびっくり人間として、テレビに出たり、見世物小屋に出たりすることである。
だが、俺はそれは幸せな人生とは思わない。巨大資本に搾取されて束の間お茶の間の慰みになって終わりだ。
それよりは、悪魔の実の能力者であることをひた隠しにして、一人ひそかに異能を行使して人生をチートする方が楽しい。
それができるのが俺的には「よい悪魔の実」だ。
ゴムゴムの実(の現実世界における価値)
さて、さまざまな「悪魔の実」の現実世界における価値を検討していく。まずはやっぱこれからいこうか。
「ゴムゴムの実」。食うと全身ゴムになる。
ゴムゴムの実がもたらす「強さ」については、我々の関心外だ。21世紀ニッポンの日常は平和である。強くなければ自分そして愛する者の生命健康財産を守れないというワンピース的な殺伐さはこの世界にはない。むしろ重要なのは「有用さ」だ。ゴムゴムの力がいかに人生を豊かにしてくれるか、それがいかに財産・快楽・幸福の最大化に資するかを考える。
ゴムゴムの実の効能①健康な人生を送れる
と思ったけど、やっぱりゴムゴムの「強さ」そのものにも一定の有用さがあるか。
「効かないねえ、ゴムだから」。ルフィの決めぜりふというと「海賊王におれはなる!」が有名だが、こちらもけっこう要所で聞かれる印象的なせりふだ。そう、ゴム人間ルフィは、棍棒でぶっ叩かれても銃撃くらっても雷撃くらっても効かない。「ゴムだから」。
平和な21世紀ニッポンで「棍棒でいきなり殴りかかられる」ようなことはまずないが、とはいえチャリで転ぶとか、自動車に引っ掛けられるとか、不慮の事故に見舞われる可能性は常にある。それで怪我したりおっ死んだりする心配がなくなるというのは、ゴムゴムの実の効能としてひとつ登録されてもよい。ゴムの力の「強さ」のうち、「攻撃力」はなくもがなだが、「防御力」に関しては、現実世界でも「有用」である。
ゴムゴムの実の効能①
人生においてケガしたり、事故で死んだりする確率がほぼゼロになる
もっと地味に、たとえば箪笥のカドに小指をぶつけるとか、寝違えて首筋痛めるとか、そういう日常的な不快からも解放されるのだろう。おっ、ゴムゴムの実、結構ええやん。
ゴムゴムの実の効能②手を伸ばすだけで物が取れる
またひとつの効能として、自宅でものぐさ無双できる。こたつ入りながら3m先のリモコンに手をのばしたり、寝ながら電灯のスイッチ切ったりできる。
ゴムゴムの実の効能②
手を伸ばすだけで物が取れる
ただし自宅限定である。外出時にこれをやるとたちまち見咎められる。写真とられてSNSで拡散されて「リアルルフィいた!」と騒がれて、生きづらくなって終了。
ゴムゴムの実の効能③高速移動できる
またひとつの使い道として、「ゴムゴムのロケット」と称する技を使って高速移動ができる。
だがこれも、自宅以外で使うときにはよっぽど周囲の目に気をつけないといけない。第一見咎められるし、第二に、人を怪我させる危険性がある。
※てか、自宅で使うって……狭い自宅で高速移動なんか使う余地がない。便所に駆け込むときとか?(それとも自宅における用便は「ちんこを便器にまで伸ばす」ことで足すのか?)
たとえば監視カメラで一杯の繁華街でなく住宅街の、それも夜間に、「周囲に人の目もないようだから3本先の電柱までワープしたろ~」みたいな感じで使えるか。
ゴムゴムのロケットが閑静な住宅街を高速移動する能力であるとするなら、もしかしたら住まい探しが有利になるかもしれない。つまり、わりと駅から遠い安い物件にも住める。夜遅く仕事から帰って「駅から自宅まで歩くのだり~」というときに、パッとゴムゴムのロケットしちゃえばいいので。
ゴムゴムの実の効能③
閑静な住宅街を高速移動できる(ゴムゴムのロケット)
ゴムゴムの実のデメリット
だがやっぱりゴムゴムの実などクソだなと思うのは、人混み等でついうっかりゴムの性質を発揮してしまわないように常に気をつけていないといけないことだ。
この場面など見ると、やはり「伸ばそうと思ったときだけ伸びる」というものではなく、「気をつけていないとつい伸びてしまう」のだ。学校で会社で電車の中で……身体の一部が何かに引っ掛かって自分でも気づかずに伸びてしまわないように、常に全身を緊張させていないといけない。生きづらい。その意味ではやはりゴム人間は一種の身体障害者である。
あと、これは漫画だからそこまで分からないだけで、現実にはゴムには独特の光沢というものがあり、肌の様子など見れば多分一発で「こいつ材質がゴムだ!」と分かられてしまう気がする。見て分からなくても触れれば一発。満員電車でキモがられる……「なんか隣の男、ぶよぶよしてるんだけど!?」
ところで、「ゴム人間はセックスできるのか?」 というのは、「ルフィには性欲があるのか?」と並んでワンピース世界の二大「謎」だとされる。物議をかもしてるのは古いSBSにあった尾田の「ちんこも伸びます」という証言だ。ちんこもゴムでできている。では、ものの役には立たないのか?
この「フニャチン野郎」!!
ナミ、それは禁句!!
(ルフィのやつ、あれで結構気にしてるから……!)
これについては後段の「覇気による硬化」がひとつの光明となった。ゴムで伸ばして覇気で固めれば理想の肉棒が作れる。ゴム人間でも少なくとも挿入は可能ということだ。
しかし考えてみてほしい。肉棒の前に、肌そのものがゴムなのだ。そんなやつと抱き合いたいと思うか? セックスしたことある人は分かると思うが、人間の肌と肌が触れ合うと、別にちんこがまんこに入ってなくても、ただそれだけで気持ちのいいものだ。ゴム人間にはそれがない。
見てからゴムであり、触ってもやはりゴムである、そんな人間にはまともな恋愛はかなりキツい。風俗でもまず出禁だろう(すみませんこのお客さんムリです……!)
ゴムゴムの実、総合評価
ポイントを整理しよう。ゴムゴムの実がもたらす能力の、現実世界における価値と反価値。
ゴムゴムの実で人生はこうなる
・事故で死んだりケガしたりする確率がほぼゼロになる
・手を伸ばすだけで物が取れる(自宅限定)
・閑静な住宅街を高速移動できる
・性愛の愉楽からは徹底的に疎外された人生になる
この最後の点が俺にとっては決定的だ。結論、ゴム人間は、障害者。まちがって食べてしまわないように!
ドルドルの実(の現実世界における価値)
続いてはこれ。
「ドルドルの実」。食べると「体から絞り出すロウを自在に操るキャンドル人間」になる。
ワンピース原作では、この能力を使って、上図のように剣を作ってみたり、またはロウで壁を作って敵の攻撃を防いでみたり、敵の足元をロウで固めて身動きをとれなくしたりする。
なんでもこれらキャンドル造形物は「鉄の硬度をもつ」のだそうだ。
あと、明らかに質量保存の法則を無視して、大質量の物質を虚空に現出させられる。
現実世界では「敵と戦う」という事態はほぼ発生しないから、鉄の硬度の物質を大量に生み出せる力を使って、何を生み出すか、それをどう使うか……の勝負となるだろう。
ドルドルの実の効能①一人暮らし無双
ドルドルの実の力で一人暮らしを経済的に送れる、ということがひとつある。
まず、家具を自作できるので、新生活のスタートが楽だ。ベッドだの棚・箪笥だの机だのは店で買わなくてもロウで作ってしまえばいい。さらに調理器具も、包丁・まな板・皿などは自作で問題ない。
※ただし!お布団とかソファとかそういう「柔らかいもの」(鉄の硬度だと不便なもの)は別途既製品を買わなければならない。あと、ロウ製品は「火・熱に弱い」ため、フライパンやスープ皿など火や熱に触れるものも既製品を購入することになる。
さらに、ドルドルの実の力で、光熱費もかなり抑えられる。蝋燭が熱源・光源になるからだ。
↑こちらのブログによると、ロウソクは燃料になる。湯を沸かすなども問題ない。種火となるマッチや100円ライターさえあれば、あとはノーガスであらゆる調理を行える。ロウソクの本数を増やせば照明器具としても使える。(それに生火はロマンチックだ)
ただ、ロウソクの火を冬場の暖房とすることに関しては、ちょっと自信がない。やはり締め切った部屋でロウソク燃やしまくると有毒ガスが蓄積しそうな気がする。
というわけで、制約も多いが、
ドルドルの実の効能①
出費を抑えて一人暮らしできる
無双というほどの無双ではないが、節約できることは間違いない。
ドルドルの実の効能②山野サバイバル無双
ドルドルの実は質量保存の法則を無視して無から有を(大量に)生み出せる。しかし、逆に一度生み出した物を霞のように消し去ることはできない。むやみに作りすぎると始末に困る。燃やすか捨てるかして処分しないといけない。
ということは、今回はさっきのゴムゴムの実の逆で、手狭な自宅でなく、屋外でこそ存分に真価を発揮する能力なのではないか、ドルドルの実は?……
そこでご提案。たとえば、せっかくドルドルの実を食べたなら、キャンピングを趣味にしてはどうか。能力を使うところを人に見られたくないので、人気のキャンプ場ではなく、人跡稀な山中とか行く。そんで寝るところから何から自作してしまう。
・ねぐらを作る
・焚火の燃料を作る
ねぐらに関しては、正直お城でも宮殿でも作れるのだが、ロウでできた大構造物を山中に残していくと後で発見した人が怪異がるだろうので、なるべくコンパクトにやりたい。雨風を防げる一人用の空間、それこそ「かまくら」みたいなものでいい。
それから、先ほど見たように、ロウは燃料になる。これでいくらでも焚火をできる。野山に分け入り薪をとってくるなどの手間もかけずに、好きなだけ暖をとれる。
ただし、まったく手ぶらで野宿ができるかというと、そうとも言えない。さっきも言ったがドルドルの力で作ったロウ製品は火と熱に弱いので、自炊用の飯盒も、また容器やスプーンも、結局は既製品を持っていくことになる。快眠のためには寝袋なども必要になるだろう。
ドルドルの実の効能②
荷物少なめで野宿できる
これも無双というほどの無双ではない。多少軽装でイケるようになります、という程度だ。やはり「火と熱に弱い」「鉄の硬度を持ってしまう」「出せるが消せない」など制約が多い能力やな。
ドルドルの実の効能③鍵を開ける
今のところ「ドルドル微妙」て感じだが、そうだアレがあるじゃないか。ワンピース原作でもやられてたあれ。
「合鍵を作る」。
ドルドルの実の力が真価を発揮するのはここに違いない!
たぶん、鍵穴にロウを流し込み、それを固めて鉄の硬度とするのであろう。これであらゆる錠前を破ることができる。
駅のコインロッカーなど造作もない。運が良ければ女のカバンなど手に入る。いや、女子が利用してるのを見定めて、ピンポイントで攻めるのが良いか。ただ、こういうとこには監視カメラがある。
銭湯のコインロッカーもイージー。財布などが手に入る。さすがに脱衣場に監視カメラはないだろう。ただし、扉一枚向こうに本人がいるわけだから、タイミングを間違うと見咎められて詰む。
花形はやはり私人宅への侵入だ。家人と鉢合わせなどしたくないから、無人であることを見定めてからアタックしたい。やはり「施錠して出ていった」ことを確認してからアタックするのが上策だ。
モデルケースとしては、高円寺あたりの上図のような安アパートで、JDないしフリーターふうの女子が施錠して出ていったのを見届ける(向かいの喫茶店等から)。部屋の位置はしっかり確認して記憶。で、その女のあとをちょっと尾けてみて、女が電車に乗って出かけるようなら、少なくとも数時間は帰ってこない。侵入。以下略。
ドルドルの実の効能③
錠前破りして金品を奪う
一度の錠前破りで得られる金品はそう多くないと思う。だから夥しく繰り返すことになる。プロの空き巣。それがドルドルの実を現実世界で食った俺の職業となる。
犯行現場にはなぜか必ず少量のロウが落ちている。やればやるほど痕跡を残し、やればやるほど警察が動く。リスクの大きい、そう長続きするとも思えない仕事だ。単純な物理キーではない扉もますます増えていっている。
ドルドルの実、総合評価
以上を踏まえて、ドルドルの実の現実世界における価値を評価する。
ドルドルの実で人生はこうなる
・一人暮らしがわりと経済的
・趣味の野山歩きがわりと軽装でできます
・職業「プロ空き巣」
こう見ると、ドルドルの実は、ないよりはあった方がいい(一定の利得がある)が、人生を画期的によくするほどのものではないな。
空き巣に関しては、監視カメラが張り巡らされ、カードキーや指紋認証などハイテクセキュリティが増えた現代では、その有用性にも留保がつく。むしろ能力に溺れて、つまりみだりな錠前破りの挙句、お縄を頂戴、人生を破滅させるリスクもある。
あと、いろいろなものを作り出せるのはいいが、その質感(色や硬さ)が選べず、しかも出したはいいが仕舞えない、という点も不便だ。
結論:ドルドルの実、わりと残念。
マネマネの実(の現実世界における価値)
真打登場だ。かなりハックな能力な予感。
ワンピースには多くのオカマキャラ・不細工キャラが出てくる。俺は全員大嫌いだが、その筆頭がこのキャラだ。ま、キャラはいいか。大事なのは実と能力だ。
その悪魔の実の名は「マネマネの実」。
ご覧のように、右手で一度顔を触った人に、いつでも変身できるようになる。他人の姿をマネられる=マネマネの実。顔のみか、声や体つきまで変わる。かなりエグくないですか。
この能力があれば現実世界でどんなことができるだろう。18禁全開、タブーなしで考えてみよう。
しかし…(顔に触れるというハードルが非常に高い)
しかしすぐに気づく。右手で顔に触れるって、どんなハードルやねん。現実世界ではそんなもん恋人同士にしか許されへんぞ。異性にやったらセクハラだし、同性にやったらホモだ。親密すぎるスキンシップ。
リアルに考えて、誰の顔であればこの俺にも触ることが可能か? そこを考察の起点にしよう。
①風俗嬢
まず思い浮つくのは風俗嬢だ。風俗嬢なら顔を触れる。その50分だけは俺の恋人だから。デリヘル、ソープ、場合によってはリフレでもイケるか。顔に手で触れる。するとそいつの顔面が「登録」され、以後いつでも変身できるようになる!
……で、どうするか。
まずは、女体を楽しむのだ。家に帰って鏡の前で、まぁ先ほど金を払って見た(いじった)体ではあるが、改めて時間制限なしで、とくと観察する。そうしてまんこをいじってみる。今や自己のものとなったまんこを。
一説によると、女が感じる快楽は男のオーガズムの10倍ほど大きいらしい。女の快楽を死ぬほどむさぼってみたい。しかも脳は男(俺そのもの)なのだろうから、目の前で女がオナってる!という視覚インパクトをまさに男として脳髄直撃的に楽しめるわけだろう。二重の興奮、二重の快楽。つまり、股の快楽と目の快楽。そら潮も吹くわ。
それで潮吹いてスッキリしたあとは、どこからか調達したブラとパンティを履いて、これまたどこから調達したのか(まぁネットショッピングだろう)俺の好みの森ガールふうのゆめかわ着を着て、おもてへ出ていくのだ。
心は男=俺そのものなので、(*´Д`)ハァハァ古墳している。いや興奮。これ書きながらすでに興奮してるので手元が狂う名。五時お許しください。誤字を。外面は清楚な森ガール、しかしショーツは鬼エロTバックで職業は風俗嬢、しかも心と脳は男なのだよ!という変態的倒錯をひとり胸底に秘めながら竹下通りを歩いて(*´Д`)ハァハァ興奮している。そうして当然のことに、女子トイレに入って用を足すのである。
あっ……! 気づいてしまった。
自分が女の姿であれば、別の女の顔を触るハードルもぐっと下がるやん。むしろ多少強引に触っても、どうせその触ったやつの顔面は俺のやないし。「ヘンな女に顔触られた!」と思われても、正体である俺には何ら累が及ばない。
最初の一人は風俗嬢でも、そこからわらしべ長者式に、あらゆる美少女を触っていけるやん。そうしてコレクションしていけるやん……!
マネマネの実のメモリー機能で、触る美女触る美女をコレクションしていく。カードやフィギュアやハメ撮り動画を集める人はいるが、俺のは空前絶後・唯一無二、女体そのもののコレクションだ。
マネマネの実の効能①
・女体観察、女体による性的快楽の追求
・女の体で女の下着を履き、女の服を着て、女として街を歩く
・女子トイレに入り、女子更衣室で着替え、女子風呂に入る
・あらゆる美女の顔と体をコレクションしていく(好きな時に取り出せる)
②同僚(女子社員)
すでに「なるほどこれは”悪魔の実”だな」とおののきが生じている。
私事であるが、俺の勤め先には可愛い子が多い。あの同僚たちもコレクションに加えたいものだ。
考えてみると、「顔を触る」というとエロティックすぎて無理だが、「ほっぺをつねる」という名目なら、この俺にもあいつらの顔が触れないものでもない気がする(ちなみに俺氏スペック:フツメン、半陰半陽キャ)。飲み会とかでなんとかそういう流れを作ってみる。
まんまと「ほっぺをつねる」ことに成功しさえすれば、あとは自宅に帰って慰みものにするだけだ。あの子、こんなまんこしてたんだ……!(感動)
マネマネの実の効能②
知った誰彼の衣服に隠された秘密(乳首の色、まんこの色……)を知ることができる
③男を籠絡して金を稼ぐ
「マネマネの実」の変身の力で、容易に金を稼ぐことができる。その手順を教えよう。
パターンA:逆ナン
たとえば相当の上玉に変身して、JD風ファッションで夜の渋谷に出かけて、金持ってそうな若い男に声をかける。逆ナンというやつ。演技力はやってるうちに向上しよう。
そうして道玄坂のラブホテルへ。なぁに、実際にヤルわけではない。心は男の俺としては、体は女になったとはいえ、野郎と合体などしたくない。先にシャワーを浴びさせて、その間に鞄の中身を物色、現金を奪い、別の人間に変身して、悠々と退館していく。(衣服だけは印象のがらりと変わる上着を一着用意していたい)
一回で得る金額は数万てとこだ。自分の姿が十分可愛ければ「ホテル代別で2万で私とやりませんか」で男はホイホイ釣れるだろう。それで少なくとも2万。運が良ければ10万くらい財布に入ってるかもしれない。いずれにしろそのとき男が所持している現金はすべて頂戴する。
パターンB:太客に寄生
行きずりの男ではよくて10万程度の小金しかせしめることができないが、特定の富裕な男性にうまいこと寄生できれば(いわゆるパパ活?)、もっと大きな収入をそれも安定的に得られるかもしれない。金銭収入のほかに、なんか業界の裏話聞かせてもらったり、エクスクルーシヴな高い店で食わしてもらったり、何やらの鞄を買ってもらったり(そんなもん要らねんだけどよ)……といった余禄もあろう。
男の側の最終目標はSEXなのだろうが、そこは巧妙に手管を巻いてXデーを先送りしつつ、引っ張れるだけの金を引っ張り出して、いよこそハメられると思ったらドロンだ。
マネマネの実の効能③
魔性の美女になって男から金を巻き上げる
④大学生をもう一回やる
自分より若いやつに変身することで事実上の若返りができる。青春時代をもう一度(一度といわず何度でも)楽しめる。
たとえば東京でコピーしたとある女子大生の姿を借りて、同志社大学の学生をやってみよう。
懐かしきキャンパスライフ。もちろん受験などしてないし、学籍番号も持ってない。でも大教室の講義なら別にお前ダレだと見咎められて排除されるようなこともない。
講義はオマケみたいなもので、メインはサークル活動だ。桜の下での新歓コンパから始まり、なんだろう、なんだろうな、演劇サークルでも入ってみようか。はは!この俺が演劇!
2つパターンがある。美人JDコースと、イケメン学生コース。
まず、美人女子大生としてリア充キャンパスライフを送る。インカレサークルの姫となる。いや男にチヤホヤされても仕方ない、女子部員同士の交流を楽しむ。お泊り会とか。深夜のテンションで女子同士ちょっとムラムラしちゃう。
もうひとつは、普通にイケメンとしてリア充キャンパスライフを送る。イケ顔面の調達先はたとえば東京・渋谷、でその顔を京都に持っていって無双する。女子どもをハメまくる。
マネマネの実の効能④
見た目の若返りによって青春を繰り返せる、今度は美女orイケメンとして
⑤イケメンになってリアルに充実する
てか、キャンパスライフに限らず、もう基本イケメンとして生きればいいのではないか。んでナンパしてやりまくる。セフレ作りまくる。ヒモになる。
俺氏イケメン化の道のりは次のような手順だ。(わらしべ長者)
風俗嬢の顔を触る
↓
風俗嬢の姿で超かわいい女子の顔を触る
↓
超かわいい女子の顔で超絶イケメンの顔を触る
超絶イケメンでも中身はチキンな俺なわけだが、「どうせ他人の顔」という気安さから、俺はかなり破廉恥な声かけ(ストリートナンパ)もできる。あとは場数で成功率をいやましに高められるだろう。
イケ顔面は何パターンか用意しよう。それぞれに虎次、銀狼、ラバウルなど勝手に名前をつけて楽しもう。「よし、今日はラバウルの顔でいっちょ新宿出撃するか!」
マネマネの実の効能⑤
超絶イケメンになってブイブイいわす
⑥猫になって可愛がられる
マネマネの実の力で、人間だけでなく動物になれるらしい。
まだブサイクだったころのチョッパーにわけもなく変身している。
そんなら猫に変身して、まず、通りを行く人を超低位置から見上げてパンチラを楽しむ。
それから、ビーチに忍びこんであらわなケツだのおっぱいだのを堂々視姦して楽しむ。
あるいは単に、美女に撫でてもらう(※野郎には触らせない)。
たぶん気をつけなければならないのは、同族との遭遇・接触だ。俺が猫の皮をかぶったナニカであることが、たぶん本物の猫には分かってしまう。そうしてこのエセ猫に燃える殺意を向けてくるかもしれない。犬にも気をつけないといけないだろうし……けっこう殺伐とした動物界の角逐にさらされるかもしれない。ハイリスクハイリターン。
マネマネの実の効能⑥
猫の視角で街をエロする
マネマネの実、総合評価
まとめよう。どうやら、マネマネの実こそ”悪魔の実”の名にふさわしいようである。
マネマネの実で人生はこうなる
・女の快楽を味わい尽くせる(美女化してオナニー)
・男の快楽を味わい尽くせる(イケメン化してセックス)
・美女の姿で男どもから易々と金品を巻き上げる
・疑似的に人生をやり直せる(望みの年齢に退行可能)
・あの人この人の衣服の下の秘密を知れる
・動物目線の視姦が可能
まさしく超人、いや悪魔の所業だ。
しかも、これだけの悪魔の所業をはたらいておきながら、御用となるリスクが極めて低い。現代における犯罪捜査・立証のカナメとなる「監視カメラによる人定」が俺には無効だからである。被害者の記憶によっても監視カメラの映像によっても、その犯罪行為を行ったのは「俺でない」。むしろ監視カメラは俺の無実を証明してくれる。
ちなみに、誰か特定の人になりすまし、その人ならでは入り得ない場所に入り、見得ないものを見、会い得ない人と会い、し得ないことをし……という使い方(ワンピース原作にあるような使い方)には魅力を感じない。その人のふるまい、口癖、知識までコピーできるわけではないから、すぐにボロが出るに決まってる。あとで本人が出てきて「えっ、俺そんな場所行ってないよ!?」とか証言されたら、むしろ「マネマネの実(的なもの)は実在するのでは!?」という騒ぎになって、身の安泰が脅かされる。
特定の人間の特定の生活なんぞに興味はない。マネマネの実を食った瞬間から、俺は誰でもない者として生きる。抽象的な美女、抽象的なイケメン、抽象的なネコ。そんで抽象的な他人どもから甘い汁を啜って暮らす。
「マネマネの実」を現実世界で食った者はこのように生きるであろう。
次回予告
今回はこれで終わっておく。
今回検討した「悪魔の実」は「ゴムゴムの実」「ドルドルの実」「マネマネの実」の3種類。
・ゴムゴムの実→身体障害者
・ドルドルの実→しょっぱい
・マネマネの実→悪魔の所業
というわけで、この3種類なら、明らかに「マネマネの実」が最強だ。もしかしたら悪魔の実全種類の中でも最強かもしれない。
他にも「ドアドアの実」「ヨミヨミの実」「スケスケの実」など、現実世界における有用性を検討してみたい悪魔の実はいろいろある。【超考察】ワンピースの悪魔の実、現実世界ならどれが最強か(その2)以降をお楽しみに。
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マンガの能力・状況を「もし俺だったら」視点で考察した記事は今のところ次の2つ。
ハンターハンターのコルトピ「ギャラリーフェイク」のやつと、
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